家に長く住み続けると、家族が増える場合もありますし、色々なものを買うけれども、処分しきれなくなるということで、モノがどんどん増えていきます。このように日々生活をしていると、モノが増えてきますので、例えばリフォームをする時に、常に人気の高い工事は、トイレ、お風呂、キッチンと言った水回りと、収納スペースです。その収納スペースの一つで床下収納です。

床下収納のメリット

床下収納のメリットは、まず他の収納スペース、例えばタンスやクローゼットと違って、住空間を犠牲にしなくても、収納スペースを作ることが出来ることです。特に日本の場合は、土地の価格が高額ということもあり、床下面積を多くとることが出来ませんが、床下収納であれば、床下に作るだけですから、そんなに広くない家でも収納スペース不足の問題を解消します。

床下収納に断熱加工をする理由

床下収納の主な用途としては、昔の日本においては漬物や梅酒など、長い期間をかけて作られる食材が納められていました。常に目に触れることはなく開け閉めする機会も少ないことから、そのような使用頻度の少ない食品や調理器具、あるいは非常食といった物を収納するには最適の場所となります。今も、床下収納は基本的には同じような使い方をしていますが、従来の状態ですと、収納されているものなどは季節の状態に左右されることになります。例えば、夏ですと、日中の暑さというものがエアコンをつけていても、夜など就寝の際には停めてしまうことが多いので、暑さが床下収納に格納しているものに影響されてしまいますし、冬で冷やしすぎてしまうということになります。そうしますと、漬物や梅酒などにも様々な影響を与えてしまいますし、場合によっては傷んでしまうということもあります。そうしますと、床下収納の意味がなくなってくるということもあり、ここ数年においては床下収納には断熱加工が施されています。

断熱の効果

では、断熱にはどのような効果があるのかというと、通常断熱加工が施されてないと、外の温度と室内の温度がほぼ同じということになります。それは何故かと言うと、「断熱」と言うかたちで熱が遮断されていないからです。したがって、断熱が施されてない場合には、冬などは外が寒いので、室内を暖めないといけませんから、ストーブとかヒーターをガンガンかけます。夏も同じです。夏の場合も断熱が施されていないと、外も室内も暑くなりますので、エアコンを使って部屋の中を涼しくさせるようにしてあります。

それでは断熱を施した場合はどうなるのかというと、これは熱が遮断されるため、室内は夏は涼しく、冬は涼しくなります。したがって、断熱加工が施されている床下収納は、熱の影響を受けることがないために、基本的には床下収納の部分に関しては、温度や湿度が安定することになります。従来断熱が施されていない場合には、前述したように冬は寒くて夏は暑いという状況になってしまいますので、食品の保管などは現実的には難しかったのですが、現在は断熱が施されていることで温度や湿度が安定することで、特に保存性の高い非常食の保管は安心して収納することが出来ます。ちなみに床下収納は昔漬物やぬか床などでも使用されていましたが、これは今はなるべく避けたほうが良いでしょう。漬物やぬか床などは、野菜であっても基本的には同じ状態にしておくということはなかなか難しいので、避けるようにしてください。

では、実際に床下収納の断熱処理はどのように行われているのかというと、通常床下収納の周囲に断熱外枠が設置され、収納を閉じる部分にも蓋の下に更に断熱内蓋が用意されていますので、二重で外からの熱を遮断するという仕組みになっています。